VAヘルスケア給付の対象者は?
米国退役軍人省(Veterans Administration、VA)は、元米軍員への支援を行う政府機関です。1930年に設立され、戦争退役軍人に関わる政府活動の調整を使命としています。その中でも、退役軍人への医療支援は重要なサービスのひとつです。医療給付を受けるには、以下の条件を満たす必要があります。
除隊の種類
VAの医療給付を受けるには、名誉除隊であることが必要です。名誉除隊は、任務を適切に遂行し、給付を受ける資格があることを示します。「不名誉除隊」や「名誉以下除隊」は自動的に資格が失われます。陸軍に限らず、海軍、海兵隊、空軍、沿岸警備隊などすべての軍種が対象です。
勤務期間
勤務年数も資格判定の要素です。1980年9月7日以降に現役除隊した退役軍人は、最低2年間の現役勤務が必要です。現役勤務のみが年数にカウントされ、予備役や非現役勤務は含まれません。1980年以前に除隊した古い世代は、勤務年数の最低条件はなく、どの程度の勤務でも資格があります。
勤務形態
基本的には現役勤務が対象ですが、州兵(National Guard)や予備役(Reserve)であっても、一定の条件を満たせば資格が認められます。州兵や予備役が「動員」され、動員期間全体にわたって勤務した場合に限り、VAの医療給付を受けられます。
所得条件
VA医療給付は、必要とする退役軍人に限定して提供されます。そのため、所得制限があります。制限額は年度や世帯人数により変動します。例として、2011会計年度では扶養家族が1人の退役軍人は年収が35,284米ドル以下であれば無料で医療給付を受けられます。
