テネシー州のメディケイド(テネケア)と医療支援プログラム
テネシー州は、低所得世帯や無保険者が医療費を負担しやすくするための複数の支援プログラムを提供しています。最大かつ最も歴史のあるプログラムはメディケイドで、州では「テネケア(TennCare)」と呼ばれ、州内の1百万人以上が利用しています。その他、子どもの予防接種を支援する「免疫プログラム」や、無保険者の保険加入を促進する「Cover Tennessee」などがあります。
テネケア(TennCare)について
テネケアは連邦の特例(waiver)に基づき、州独自のメディケイド方針を策定できるため、他州のメディケイドとは若干異なるサービスが提供されます。最大の特徴は管理医療(Managed Care)方式を採用し、州が運営する健康管理組織を通じて全受給者に医療サービスを提供する点です。なお、テネケアは低所得世帯や医療支援が必要な人々を対象としたメディケイドの一形態です。
テネケアの対象条件
テネシー州のメディケイド受給資格は所得と資産に基づきます(2023年時点の例)。個人の場合、月収が1,288ドル以下であれば対象となり、4人家族の場合は月収が2,240ドル以下です。また、現金資産の上限は2,000ドルですが、資産が多くても一定条件下で受給できるケースがあります。社会保障受給者や乳がん・子宮頸がん患者、無保険者向けの特別な所得基準も設定されています。
免疫プログラム
テネシー州の免疫プログラムは、低所得世帯の子どもが予防接種を受けられるよう支援する制度です。州内の保健所で無料のワクチンが提供され、学校や保育所、大学の予防接種要件を満たすためのサポートも行っています。
Cover Tennessee(カバー・テネシー)
Cover Tennesseeは比較的新しいプログラムで、低所得世帯や個人に医療保険の助成を行います。保険料は州と加入者が共同で負担し、年齢・体重・喫煙の有無といったリスク要因に応じて変動します。雇用ベースの保険と異なり、仕事を失っても保険が継続できる点が大きなメリットです。
