離婚時に健康保険を解約できるか?
健康保険の契約を早期に解約すると、離婚手続きに支障が出るだけでなく、あなたと元配偶者が経済的に脆弱になる恐れがあります。離婚が正式に成立するまで、または裁判所から保険解約の許可が出るまで、現在の家族保険を維持することが重要です。
離婚が団体健康保険に与える影響
多くの世帯は、配偶者の勤務先が提供する団体健康保険に依存しています。離婚(または法的分離)になると、従業員でない配偶者は保険を失います。米国連邦法では、従業員数が20人以上の事業主に対し、元配偶者が一定期間保険を継続できるCOBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act)制度の提供を義務付けています。COBRA の保険料は、雇用主の補助がなくなるため通常より高額です。
団体保険の加入者である配偶者への対応
ご自身の勤務先で家族保険に加入している場合は、まず人事・福利厚生部門に連絡し、配偶者のCOBRA保険料について情報を取得してください。その費用を弁護士に伝えることで、適切な財産分与の交渉材料となります。離婚が確定するまで、配偶者の保険料の支払いは止めないでください。
離婚(または法的分離)が確定したら、勤務先にその旨を報告し、元配偶者の住所を提供して保険の解約手続きやCOBRAの選択肢について案内してもらいましょう。
保険に加入していない配偶者への対応
健康保険が元配偶者の勤務先を通じている場合は、離婚後に自分自身の保険を確保する必要があります。自社で保険が利用できるなら、離婚は「特別加入資格事由(qualifying event)」となり、通常の加入期間外でも加入手続きが可能です。学生であれば、在籍校が提供する団体保険が利用できるか確認してください。
団体保険に加入できない場合は、地域の保険会社や代理店で個人保険を探すか、元配偶者の雇用主が提供するCOBRAで現行の保険を継続する方法があります。COBRA の保険料が負担できない場合は、弁護士に相談し、離婚条件として元配偶者に保険料全額または一部を支払わせるよう交渉しましょう。
子どもと健康保険
離婚裁判所は、子どもの健康保険提供義務を親に課します。子どもがいる場合、どちらかの親が保険を確保し、保険料を支払う必要があります。養育権協定には、子どもの保険をどちらが管理・負担するかを明記しておくことが重要です。
