失業保険とCOBRAの延長制度の概要
仕事を失ったときに頼りになる制度として、失業保険とCOBRA(団体医療保険)の2つがあります。どちらも一定期間の延長が認められており、次の仕事が見つかるまでの生活を支えることができます。ただし、失業保険の延長はほとんどの受給者に適用されますが、COBRAの延長は限られた条件を満たす人にしか認められません。
失業保険の延長
通常、失業保険は最長26週間支給されますが、2011年までの特例として延長が可能です。全米の受給者は最大60週間の給付を受けられます。失業率が8.5%以上の州では、最長99週間(標準の約4倍)まで延長できます。失業率が6%超8.5%未満の州では、73~93週間の延長が認められます。
COBRAの延長
COBRA(統合予算調整法)は、離職後18か月間、元の職場の団体医療保険を継続できる制度です。さらに、COBRA開始後60日以内に障害が認定され、社会保障庁から障害認定を受けた場合に限り、最大11か月の延長が認められます。
受給条件
失業保険とCOBRAのいずれも、受給者は一定の条件を満たす必要があります。失業保険受給者は就業可能で、適切な求人を受け入れる意思が求められます。延長期間(多くの州で13〜20週間)になると、求職活動は「体系的かつ継続的」に行うことが義務付けられます。COBRA延長を受ける場合、保険料が上がります。通常のCOBRA期間中は保険料が従業員負担の102%以内に抑えられますが、延長期間中は150%まで上昇することがあります。
留意点
延長制度を利用しても、COBRAの保険期間は失業給付の60〜99週間に比べて早く終了します。生活費や資金繰り次第では、失業給付の一部を利用してCOBRA終了後の医療保険を確保する必要があります。COBRAの資格が失われると、HIPAA対象者となり、既往症の除外期間なしで個人保険に加入できる権利が得られます(ただし、配偶者の保険やメディケア・メディケイドに加入できないことが条件です)。
