概要
保険会社が高リスクとみなす人は、既往症(過去に診断・治療を受けた健康問題)を抱えていることが多いです。糖尿病や喘息、過去の手術、妊娠などが代表例です。未診断の状態でも、早期に治療すべき症状を放置していた場合、既往症とみなされることがあります。既往症があると保険加入後に保険金の支払いが発生するリスクが高いため、保険会社は高リスクとして扱います。
除外事項
多くの民間保険では、高リスクの加入者を受け入れる代わりに、既往症に関する給付を除外します。たとえば、妊娠中の女性が一般的な医療費(予防検診など)をカバーする個人保険に加入しても、胎児の検診や出産費用は除外されます。ただし、出産時に合併症が生じた場合は保険が適用されることがあります。除外期間は通常12〜24か月で、この期間中に既往症に起因する請求は支払われません。
保険の選択肢
高リスクの方が利用できる保険は限られています。雇用主が提供する健康保険は、健康状態を理由に加入を拒否できないため、最も費用が抑えられ、条件も緩やかです。失業者や自営業者で個人保険に加入できない場合は、州や連邦が運営する既往症保険(Pre‑Existing Condition Insurance Program)を検討できます。これらのプログラムは、既往症を含む医療費を手頃な保険料でカバーします。
留意点
一度保険に加入すれば、保険会社は被保険者が病気になったからといって契約を解除できません。既往症が除外されていても、別の病気や怪我で請求した場合は保険が継続されます。
