健康貯蓄口座(HSA)活用ガイドライン

健康貯蓄口座(Health Savings Account、HSA)は、医療費の高騰に備えて、個人が自己負担額を積み立てられる制度です。高額自己負担型健康保険(HDHP)と組み合わせて利用することで、保険料の節約や税金の軽減が期待できます。

適切な健康保険プランの選択

すべての人がHSAを利用できるわけではありません。HSAを開設できる条件は、加入している健康保険が「高額自己負担型健康保険(HDHP)」であることです。HDHPは一般的な保険よりも自己負担額(デダクティブル)が高く設定されていますが、HSAへの拠出金でその負担を相殺できます。勤務先を通じて保険に加入している場合は、福利厚生担当者にプランがHSA対象か確認してください。個人で保険を購入した場合は、保険ブローカーや保険会社に問い合わせましょう。

医療費の支払い対象

HSAは医療費の支払いをサポートするための口座です。そのため、使用できる対象は保険で補填されない費用に限られます。具体例としては、診療費の自己負担額、入院時のコペイメント、プランのデダクティブルなどがあります。2011年1月1日以降、処方箋がない限り、市販薬(OTC)への支払いは認められていません。

デビットカードの利用方法

HSAを開設すると、口座に紐付いた専用デビットカードが発行されます。このカードはVisaやMastercardのロゴが付いた通常のデビットカードと同様に使用できますが、支払い対象はHSAの利用規定に合致した商品やサービスに限られます。規定外の支出を行うと、IRS(米国税務当局)から罰金が課される可能性があります。薬局でカードを使用した際、レジのシステムが非対象商品を自動的に警告しますが、利用者側でも対象かどうかを確認してから購入することをおすすめします。

拠出限度額

HSAへの拠出限度額はIRSが毎年設定し、必要に応じて改定します。例として、2011年の限度額は以下の通りです。

  • 本人のみカバー:最大3,050米ドル
  • 家族全員カバー:最大6,150米ドル
  • 55歳以上(Medicare未加入)であれば、さらに1,000米ドルのキャッチアップ拠出が可能

最新の拠出限度額は毎年発表されるので、必ず最新情報を確認してください。

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