控除対象の高額自己負担型健康保険は賢い選択か?
保険の種類に関わらず、自己負担額(控除額)が高いほど月額保険料は低くなるという逆相関があります。自動車保険でも健康保険でも同様です。自己負担額を上げる覚悟があるなら、保険料の節約が可能です。ただし、これが本当に得策かどうかは、健康状態、予想される医療費、全体的な財務状況など複数の要因に左右されます。
コスト比較
まず、自己負担額を上げることでどれだけの保険料が削減できるかを把握しましょう。保険ブローカーに連絡し、複数の自己負担額プランの見積もりを取得します。1年分の保険料削減額を計算し、例えば自己負担額を1,500ドルから10,000ドルに上げても月額200ドルの節約しかない場合はリスクに見合わないかもしれません。一方、保険料が月600ドルから100ドルに下がるなら、検討に値します。
医療費貯蓄口座(HSA)
高額自己負担型プランがHSA対象であれば、税控除を受けながら将来の医療費に備えることができます。HSAに拠出した金額は税金控除の対象となり、税負担を軽減しつつ医療費の支払いに利用できます。時間をかけてHSA残高を自己負担額以上に蓄えることで、保険料の削減分をリスクヘッジに回せます。すべての健康保険がHSA対象ではないため、プランが対象かどうかは必ずブローカーに確認してください。
支出の把握
自己負担額を上げる判断をする前に、過去数年間の医療費支出を把握しましょう。保険会社から届く「Explanation of Benefits(EOB)」をすべて集め、保険が支払った分と自己負担分を合計します。年間の医療費が高い場合は低自己負担プランを維持した方が安全です。逆に診療費が少ない場合は、保険料が安い高額自己負担プランが適しています。
キャッシュフローの考慮
高額自己負担型プランは、十分な現金流があり、保険料削減分を医療費用のための専用口座に積み立てられる人に向いています。最も効果的なのはHSAですが、利用できない場合は普通の貯蓄口座やマネーマーケット口座でも構いません。高額自己負担が意味を持つためには、突発的な医療費を支払える現金が手元にあることが前提です。
