従業員がHMOよりPPO健康保険を選ぶ理由
近年、企業は従業員に対して健康保険の選択肢を拡充しています。代表的なプランは、医療費を抑えるHMO(健康維持組織)と、柔軟性が高いPPO(Preferred Provider Organization)です。多くの従業員がHMOよりもPPOを選ぶ主な理由を解説します。
医師の選択肢が広がる
PPOは、HMOに比べて受診できる医師の幅が広い点が特徴です。HMOではネットワーク内の医師しかカバーされませんが、PPOは提携ネットワーク内の医師への給付率が高く、ネットワーク外の医師でも一定の給付が受けられます。現在特定の医師で治療を受けている従業員も、PPOに加入すればそのまま継続して受診できます。
紹介状が不要
PPOでは、皮膚科や足病科などの専門医を直接受診でき、紹介状がなくても給付が適用されます。HMOではまずかかりつけ医の紹介が必要で、紹介が無いと治療費はカバーされません。この点が専門医へのアクセスを重視する従業員にとって大きなメリットとなります。
ネットワーク外でも給付あり
PPOはネットワーク外の医師を受診した場合でも、自己負担額が増えるものの保険会社が一部費用を負担します。一方、HMOはネットワーク外の受診に対しては給付がありません。この柔軟性が旅行や転勤時など、ネットワーク外で医療が必要になるシーンで有効です。
PPOのコストと価値
PPOは柔軟な給付に対して保険料やデダクタブル(自己負担額)が高めに設定されています。従業員はHMOよりも高い月額保険料とデダクタブルを支払いますが、多くの人にとってその追加費用は医師選択の自由や専門医へのアクセス向上という形で十分に価値があると感じられます。
