精神障害に対する政府支援の概要
うつ病や双極性障害などの精神疾患を抱えていても、安定した収入と健康保険がある仕事に就いている人は多く、政府の援助は必要ありません。しかし、重度のうつ病、双極性障害、統合失調症などで働くことができない、または十分な収入を得られない人もいます。こうした方々のために、米国政府はさまざまな支援制度を用意しています。支援を受けるには、本人が申請し、所定の条件を満たす必要があります。
社会保障障害保険(SSDI)
精神障害で12か月以上働けないと認められた場合、社会保障障害保険(Social Security Disability Insurance)から給付が受けられます。受給資格は、障害発生時の年齢に応じて一定期間の納付実績が必要です。給付額は、過去に支払った社会保障税額に基づいて決まります。
補足的保障所得(SSI)
障害保険の受給資格を満たさないが、同様に12か月以上働けない人は、補足的保障所得(Supplemental Security Income)で支援が受けられます。対象は低所得・限られた資産しか持たない人に限られます。
メディケイド(Medicaid)
州が運営し、連邦・州の資金で賄われる医療保険です。低所得者全般に加え、働くことができない精神障害者にも適用されます。精神科医の診察、カウンセリング、心理検査、入院治療、向精神薬などがカバーされます。SSI受給者は多くの州で自動的にメディケイドに加入でき、その他の方は最寄りの福祉事務所で申請します。
メディケア(Medicare)
障害保険(SSDIまたはSSI)を2年間受給した後、メディケアが提供されます。メディケアは医療サービス全般と同様に精神医療や処方薬も対象です。メディケアとメディケイドの両方に該当する場合は、メディケイドがメディケアでカバーできない費用を補填します。
職業リハビリテーションサービス
各州は、働きたいが特別な支援が必要な精神障害者向けに職業リハビリテーションサービスを提供しています。職業訓練、求人紹介、職場コーチングなど、就業を支えるさまざまな支援が受けられます。サービスを提供する機関は州ごとに名称が異なります。
支援を受けるには、まず最寄りの社会保障事務所や福祉事務所に相談し、必要書類を揃えて申請してください。適切な支援が受けられるよう、専門家の助言を活用することもおすすめします。
