全結腸切除と部分結腸切除のコーディング
結腸切除(コレクタミー)は、大腸の一部または全体を外科的に切除する手術です。全身麻酔下で入院患者に対して行われ、開腹手術と腹腔鏡手術のいずれかで実施されます。手術方法により回復期間は大きく異なります。
全結腸切除と部分結腸切除の概要
全結腸切除(Total Colectomy)
全結腸切除は、腸全体を取り除く手術で、しばしば「Lane 手術」とも呼ばれます。
部分結腸切除(Subtotal / Partial Colectomy)
部分結腸切除は、結腸の一部を切除し、直腸は残す手術です。腸の全体的な機能を保ちつつ、病変部位だけを除去します。
結腸切除の目的
主に大きな癌病変の除去を目的として実施されます。また、癌が粘膜層や腸壁を超えて広がっている場合や、将来的に再発が予想される場合にも適用されます。
コーディング(CPTコード)の違い
結腸切除手術のCPTコードは 44140 から 44160 の範囲です。代表的なコードは以下のとおりです。
- 44140:部分(subtotal)結腸切除
- 44141:部分結腸切除+盲腸造口術(cecostomy)または結腸造口術(colostomy)
- 44150:全結腸切除(直腸切除なし)+回腸造口術(ileostomy)
- 44155:全結腸切除+直腸切除(proctectomy)+回腸造口術
- 44205〜44212:腹腔鏡下結腸切除(手術範囲に応じて選択)
コードは、手術で実際に切除された結腸の部位と、併用された造口術の有無に基づいて選択します。
