移民のステータスとメディケア適用条件

メディケアの種類

メディケアは以下の3つに分かれます。

  • パートA:入院、看護、在宅医療にかかる費用をカバー。
  • パートB:外来診療、医療機器・用品の費用をカバー。
  • パートD:処方薬の費用をカバー。

資格要件

米国市民または永住権保持者のうち、10年以上メディケアに保険料を納めた実績がある人が対象です。さらに、以下のいずれかに該当する必要があります。

  • 65歳以上で社会保障の老齢給付を受給できること。
  • 障害給付を2年以上受給していること。
  • 鉄道退職・障害給付を受給していること。
  • 特定の重度疾患(腎不全、ALS(筋萎縮性側索硬化症)など)を有していること。

登録方法

社会保障給付をすでに受け取っている米国市民・永住者は、65歳になる月の初めに自動的にメディケアが開始されます。社会保障給付を受け取っていない、または65歳未満で資格がある場合は、社会保障局のウェブサイトまたは最寄りの事務所で申請が必要です。申請から受給開始までに1〜3か月かかることがあるため、必要になる前に手続きを済ませておくことが重要です。

福祉法(Welfare Act)と移民ステータス

1996年の保健福祉法は、移民のステータスを「適格」「非適格」「合法的に滞在」と3つに分類しました。メディケアの対象となる「適格」移民には、以下が含まれます。

  • 難民・庇護申請が認められた者
  • 合法永住権(グリーンカード)保持者
  • キューバ・ハイチ出身者
  • 家庭内暴力や人身売買の被害者
  • 米国保安省が1年間仮入国を許可した者
  • 強制送還の差し止めが認められた者

ただし、これらの「適格」ステータスに加えて、年齢・疾病・障害といった一般的なメディケアの資格要件も満たす必要があります。

誤解されやすい点

メディケアとメディケイドは混同されがちですが、全く別の制度です。メディケアは連邦政府が運営する高齢者や一定条件を満たす非市民向けの医療保険です。一方、メディケイドは連邦と州が共同で運営し、低所得の子どもや妊婦、シングルペアレント、低所得高齢者など幅広い対象者に給付します。州ごとに資格要件が緩和されたり、移民に対する対象が拡大されることもあります。両制度の給付を同時に受けられるケースもあります。

注意点

「適格」以外の移民で、米国に5年以上滞在している方は、資格に関して社会保障局へ直接問い合わせることが推奨されます。新たな医療制度改革により、移民のメディケア適用範囲は今後拡大する見込みです。

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