米国における民間健康保険の平均費用
カイザー・ファミリー財団によると、2009年の家族向け健康保険の平均保険料は13,375ドル、個人向けは4,824ドルでした。雇用主が保険料の一部を負担する場合、従業員は家族保険で平均3,515ドル、個人保険で平均779ドルを自己負担しています。自分で保険を購入する人は保険料はやや低くなるものの、雇用主からの補助がなく、自己負担額が高くなる傾向があります。2010年の同財団の調査(1,038人対象)では、個人向け保険の平均保険料は3,606ドル、家族向けは7,102ドルと報告されています。
要因
保険プランが高い自己負担額(控除額やコペイ)を設定しているほど、保険料は低くなる傾向があります。控除額とは、保険が適用される前に患者が支払う金額です。米国議会予算局は、患者の自己負担額が10%減少すると医療支出が1〜2%増加すると推計しています。2009年のデータによれば、個人プランに加入した小規模企業の従業員の40%が年間1,000ドル以上の控除額を支払っており、2007年に比べてほぼ倍増しています。
歴史的変遷
米国における健康保険料の上昇は政治的議論の中心となっています。カイザー・ファミリー財団のデータによれば、家族向け保険料は1999年の5,791ドルから2009年には13,375ドルへとほぼ倍増しました。同様に、個人向け保険料も1999年の2,196ドルから2009年には4,824ドルに上昇しています。米国人の多くは雇用主を通じて保険を取得しており、雇用主が費用の一部を負担しています。
保険タイプ別の違い
保険料は保険の種類によって大きく異なります。2008年のデータでは、ハイデダクティブル(高額控除)プランの家族保険料は約11,000ドルで、HMO(健康維持組織)やPPO(医師選択制)と比較して安価でした。PPOプランは平均で13,370ドルと最も高く、医師への紹介が不要で専門医に直接受診できる点が特徴です。POS(ポイント・オブ・サービス)プランは家族で13,075ドル、HMOは13,470ドルでした。
地域別の違い
保険料は州ごとに大きく異なります。2008年のデータでは、アラスカ州の個人保険料は5,293ドルで最も高く、ノースダコタ州は3,830ドルで最も低かったです。家族保険料はアイオワ州で10,947ドル、マサチューセッツ州で13,788ドルと地域差が顕著です。
検討すべきポイント
保険料を比較・選択することで大きな節約が可能です。2008年の調査では、個人保険料の半数が3,500〜5,100ドル、残りの四分の一がそれ以上、残りがそれ以下でした。家族保険料は半数が9,800〜15,000ドルで、上位10%は6,200ドル超、家族保険は17,000ドル超となっています。自分に合ったプランを探すことが重要です。
