アメリカ人が健康保険に加入できない理由
はじめに
米国の景気は、働いているかどうかに関わらずほとんどすべての人々の生活に影響を与えます。たとえ現在は影響を受けていなくても、周囲に経済的なストレスを抱えている人がいるはずです。雇用状況や収入の不安定さが原因で、健康保険料を払えないアメリカ人が増えており、定期的な健康診断や必要な医療を受けにくくなっています。
自営業者の場合
自分で仕事を立ち上げて生計を立てるのは魅力的ですが、州税・連邦税・社会保障税などの税金を自分で全額支払う必要があります。税金や事業経費を差し引いた後の手取りが限られるため、団体保険に比べて割高な個人向け保険料を払える余裕がなくなることが多いです。
失業中の場合
2010年8月の米国失業率は9.6%に達しました。仕事が安定しないと、毎月の支出を賄うだけの収入が確保できず、医療保険料を支払う余裕はさらに減ります。企業が提供する福利厚生が受けられないため、保険料は全額自己負担となり、継続的な保険加入が困難になります。
既往症がある場合
保険加入前にすでに持っている病気や障害(既往症)があると、保険会社は高額な保険料を設定したり、加入を拒否したりすることがあります。既往症のある人は医療サービスの利用が多くなると見込まれるため、保険料が上がりやすいのです。失業や自営業で保険料を全額負担しなければならない状況では、支払額が生活を圧迫し、保険を維持できなくなるケースが多いです。
まとめ
自営業、失業、既往症という三つの要因が、米国における健康保険加入のハードルを高くしています。経済的な不安定さが健康管理を阻害し、結果として医療費の負担がさらに大きくなる悪循環が生まれています。
