年間健康保険料の概要と傾向
保険料の負担感
雇用主が提供する団体保険と個人で加入する保険は、主に2つのタイプです。団体保険は加入者が多数いるためリスクが分散され、個人保険よりも保険料が安くなる傾向があります。米国医療ニュースによると、近年の保険料上昇により、雇用主にとっても従業員にとっても保険加入が難しくなっており、特に従業員200人未満の中小企業は影響が大きいと指摘されています。
保険料の推移
米国医療ニュースのデータによれば、2007年の年間保険料は前年度比6.1%上昇しました。一方でインフレ率は平均2.6%、生活費上昇率は3.7%にとどまっています。雇用主はこの差額を従業員に転嫁し、保険料の負担が増えるケースが増えています。USA Today(2009年9月)によると、Kaiser Family Foundationの調査で1999年から2009年にかけて家族向け保険料は最大131%上昇し、同期間のインフレはわずか28%にとどまったと報告されています。
従業員負担率
USA Today(2009年)の報道によれば、雇用主提供の家族保険の平均年間コストは13,375ドルで、従業員はその約27%(3,515ドル)を負担しています。この負担率は2005年以降ほぼ変わっていませんが、1999年と比べると従業員負担額は倍増しています。保険料上昇は医療費の高騰と、雇用主の負担縮小が主因です。
企業規模別の比較
Kaiser Family Foundationのデータによると、2009年の個人保険料は従業員200人未満の企業で平均625ドル、200人以上の企業では854ドルでした。一方、家族保険料は小規模企業の従業員が平均4,024ドルと高く、大企業の3,182ドルを上回ります。この差は、雇用主の負担額や保険のカバー範囲の違いに起因しています。
自己保険(セルフインシュアード)プランの保険料
Kaiser Family Foundation(2010年3月)の調査では、個人向け自己保険の平均年間保険料は約3,606ドル、家族向けは約7,102ドルでした。高齢者はメディケア対象外であるため、保険料がさらに高くなる傾向があります。また、自己保険加入者は平均で1,690ドルの自己負担金(アウト・オブ・ポケット)も支払っています。全体として、自己保険の保険料は2009年以降20%上昇しています。
