単一支払者制度とユニバーサルヘルスケアの違い
定義
医療制度は、単一支払者(資金提供源が一つ)でありながら、すべての国民に保険を提供するユニバーサル(全員対象)であることが多いです。イギリスやカナダのように、国民全員が保険に加入し、その資金が政府や公的機関から一括して供給されるシステムが典型例です。ここで「単一支払者」は資金源を指し、「ユニバーサル」はカバー範囲を指します。
ユニバーサルだけど単一支払者ではないケース
ユニバーサル医療は、すべての国民が保険に加入できることを意味しますが、資金源は複数ある場合があります。たとえば、政府の財源と民間保険会社の拠出金を組み合わせて、全員がカバーされるようにする仕組みです。この場合、保険はユニバーサルですが、単一の支払者からは資金が供給されていません。
単一支払者だけどユニバーサルではないケース
資金提供が一元化されても、対象者が限定されることがあります。米国のメディケア(高齢者向け)やメディケイド(低所得者向け)は、政府が唯一の資金源ですが、年齢や所得の条件を満たす人だけが利用できるため、ユニバーサル医療とは言えません。
