健康保険の加入が拒否される主な理由

米国では何十年も健康保険が議論の的です。多くの先進国が国民皆保険を提供するのに対し、米国では雇用主が保険を提供しない人や、メディケア・メディケイドといった公的プランに加入していない人は自ら保険を購入しなければなりません。MSNBCの調査によると、約4700万人が保険未加入、さらに2500万人が保険はあるものの十分な補償が受けられない「保険不足」の状態です。経済的に保険を買えない人だけでなく、保険会社が申請を却下するケースも多く存在します。

既往症(プレ既存条件)

  • 最も一般的な拒否理由は、既に持っている疾患です。エイズ、妊娠、心臓病、多発性硬化症、睡眠時無呼吸症候群、重度の精神疾患、肝硬変などは、保険会社にとって高リスクと判断され、申請が却下されやすくなります。カリフォルニア州保険局によれば、保険会社ごとに基準は異なりますが、上記のような疾患はほぼ確実に拒否対象です。なお、2010年にオバマ大統領が署名した医療改革法(ACA)では、成人に対する既往症による拒否は2014年まで猶予され、その後は禁止されました。

過去の健康・行動歴

  • 喫煙や過度の飲酒といった「リスクの高い」行動歴も、保険加入を拒否される要因です。がんや心血管疾患のリスクが高まるため、保険会社はこれらの情報を重視します。また、事故歴や精神科受診歴がある場合も、将来的な医療費増加の懸念から申請が却下されることがあります。さらに、近親者に多数の疾病歴があるだけでも、保険会社がリスクと判断するケースがあります。

体重(BMI)

  • 身長と体重の比率、すなわちBMIも審査基準に使われます。カリフォルニア州保険局のデータによれば、BMIが30を超えると加入が拒否される可能性が高く、39以上になると自動的に却下されることがあります。肥満は糖尿病や心臓病などのリスクを高めるため、保険会社は慎重に判断します。

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