不妊治療をカバーする健康保険の現状と資金調達方法
米国では、すべての人が不妊治療の保険適用を受けられるわけではありません。保険が利用できない場合、さまざまな資金調達手段で治療費を賄います。
州別の状況
米国の15州(アーカンソー、カリフォルニア、コネチカット、ハワイ、イリノイ、ルイジアナ、メリーランド、マサチューセッツ、モンタナ、ニュージャージー、ニューヨーク、オハイオ、ロードアイランド、テキサス、ウェストバージニア)では、雇用主に不妊診断・治療の保険適用を義務付けています。詳細は全国支援団体 Resolve.org で確認できます。
保険の種類と制限
義務付けられた州でも、カバー範囲は大きく異なります。主な制限例は次のとおりです。
- 高齢女性への適用なし
- 提供者(ドナー精子)の使用禁止
- 特定手術の生涯上限
- 体外受精(IVF)除外
- 余剰胚の凍結・保存費用未カバー
- 従業員数が25人未満(または50人未満)の小規模企業は免除されることがある
保険方針(ポリシー)
義務化されていない州では、同じ保険会社でもプランごとに不妊治療のカバー範囲が異なります。雇用主がオプションを選択しなかったり、追加料金が必要になることがあります。治療開始前に保険会社にベネフィットの説明を書面で求め、内容を確認しましょう。
自己負担
保険適用がない場合、自己負担で数千ドルの費用がかかります。治療開始前に不妊クリニックから費用見積もり(書面)を必ず取得してください。診断と治療計画が決まれば、概算費用を提示してもらえます。
ローン
一部の銀行は医療費用向けローンを提供し、医療機関と提携して資金調達をサポートします。契約前に条件を十分に確認し、必要に応じて Resolve.org の情報を参考にしてください。
柔軟な支出(FSA)
雇用主が提供する健康支出口座(FSA)を利用すれば、税引き前の給与で非保険対象の医療費を支払えます。医療費そのものは減らないものの、税金が軽減されます。HR部門に制限や条件を確認しましょう。
