健康保険の埋め込み型控除額とは何か
埋め込み型控除額
家族(2人以上)で加入している医療保険に埋め込み型控除額が設定されている場合、控除額は「個人控除額」と「家族控除額」の2つに分かれます。個人控除額は家族控除額に組み込まれているため、家族のうち誰かが個人控除額を満たせば、その人の医療費は控除額が適用された後に保険が支払われます。
埋め込み型の例
たとえば、家族プランの総控除額が3,000円で、個人控除額が1,000円と設定されているとします。娘さんが1,000円の医療費を負担した時点で娘さんの個人控除額は満たされ、以後その年の娘さんの医療費は家族総控除額がまだ3,000円に達していなくても保険がカバーします。
非埋め込み型控除額
非埋め込み型の場合、個人控除額は家族控除額に組み込まれていません。保険が家族全体の医療費を支払うためには、家族全員の合計で総控除額を満たす必要があります。1人だけが全額を負担しても、または複数人の医療費を合わせても、総控除額に達するまで保険の給付は開始されません。
注意点
保険プランにはさまざまな種類があり、埋め込み型・非埋め込み型のいずれかが設定されています。特に「高額控除健康保険(HDHP)」は、米国国税庁(IRS)で定められた最低年額控除額を満たす必要があります。HDHPで埋め込み型の個人控除額が家族の最低控除額未満の場合、そのプランはHDHPの要件を満たさず、税制上の優遇(HSA)を受けられません。
例として、IRSが定める家族総控除額が3,500円で、プランが埋め込み型で個人控除額1,500円と設定されている場合、総控除額が3,500円未満になるためHDHPとして認められません。非埋め込み型または個人控除額が設定されていないプランであれば、最低控除額を確実に満たすことができます。
控除額の種類を確認する方法
自分の保険が埋め込み型か非埋め込み型かを調べる方法は主に3つあります。
- 保険の給付冊子(ベネフィットブック)にある「用語集」や「控除額」の項目を確認する。
- 勤務先の保険であれば、人事担当者に控除額の種類を問い合わせる。
- 保険証に記載された会員サービス電話番号へ電話し、保険会社の担当者に直接確認する。
