グループ健康保険の要件と選び方

企業が従業員に健康保険を提供する際の基本的な要件と、保険タイプごとの特徴をわかりやすく解説します。

Benefits

グループ健康保険を導入するメリットは多数あります。企業は保険料の一部を税金控除として計上でき、従業員のニーズに合ったプランを選択可能です。また、従業員の定着率向上にもつながります。

Small Group(小規模グループ)

従業員数が2名から49名までの事業者は「小規模グループ」保険を対象とします。この場合、保険会社は対象従業員と扶養家族全員に対し医療質問票の提出を求めます。フルタイム勤務とみなされる従業員は加入対象となります。加入は保証付与(guaranteed issue)であり、質問票に記載された既往歴を理由に加入を拒否されることはありません。

Large Group(大規模グループ)

従業員数が50名以上の「大規模グループ」では、医療引受が行われますが、個別の質問票は不要です。保険料は過去の請求実績に基づくレーティングバンドで決定され、リスクが高いと判断された場合は加入が拒否されることがあります。加入が認められた場合は、対象従業員全員に保険が提供されなければなりません。

Types of Coverage(保険形態)

小規模グループは州が規制する「完全保険(fully insured)」が一般的ですが、大規模グループは自己負担(self‑funded)方式を選択できます。自己負担型は、保険会社へ保険料を支払う代わりに、企業が保険金支払い用の資金をプールし、医療費を直接負担する形態で、連邦レベルで規制されます。

Premiums(保険料)

過去の医療請求が多く、リスクが高いグループは、保険会社が設定するレーティングバンドに応じて保険料が上乗せされます。レーティングバンドは平均的なグループ請求コストを基に算出され、医療費増加分を保険料に転嫁する仕組みです。

COBRA(継続保険制度)

従業員が退職や契約終了で保険を失った場合、多くの州でCOBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act)に基づき、一定期間保険の継続が可能です。

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