夫の主保険はどちらになるか?夫婦がそれぞれ勤務先の健康保険に加入している場合の判断基準
夫婦ともに勤務先の健康保険に加入している場合、どちらの保険が「主保険」になるかは、加入している保険会社が定めるコーディネーション・オブ・ベネフィッツ(COB)の規定に従って決まります。以下に主な判定基準と手続きの流れをまとめました。
主保険の決定基準
1. 勤務先の規模
夫婦の勤務先がともに従業員数50人以上の大企業の場合、通常は「在籍期間が長い」側の保険が主保険とされます。つまり、夫が長く勤めている会社の保険が優先されます。
2. 扶養家族としての加入可否
妻の保険プランが夫を扶養家族としてカバーでき、かつ夫が自社の保険に加入していない場合は、妻の保険が主保険となります。
3. コーディネーション・オブ・ベネフィッツ(COB)条項
両方の保険が主保険として設定できる場合、保険会社は以下のような要素で主・従保険を決定します。
- 保険証券の発行順序
- 保険の種類(医療費カバー範囲や自己負担額)
- 各プランの特約条項
4. 自己負担型(セルフファンド)か完全保険型か
いずれかの保険が自己負担型(企業がリスクを負う)である場合、企業独自のCOBポリシーが適用され、主保険が決まります。
手続きと注意点
夫婦はそれぞれの保険プランの詳細を確認し、雇用主や保険会社と連絡を取りながら主保険を確定させる必要があります。多くの場合、COB用紙に必要事項を記入し、主保険・従保険を明示します。
主保険の取り決めに不明点や争いが生じた場合は、直接保険会社に問い合わせて調整を依頼してください。適切に調整すれば、医療費の二重請求やカバー漏れを防げます。
