Medicare Part Dの概要と加入条件・対象薬品・メリット

2006年1月に創設されたMedicare Part Dは、米国の医療保険制度に欠かせない処方薬保険です。2003年に制定された「Medicare Prescription Drug, Improvement, and Modernization Act(医療保険処方薬改善近代化法)」に基づき、加入者にさまざまな恩恵を提供しています。

Medicare Part Dとは何か?

Medicare Part Dは、従来のMedicare A・Bとは異なり、処方薬の保険(処方薬給付プログラム)です。収入や健康状態、過去の保険形態に関係なく、米国市民が処方薬のカバーを受けられるようになっています。

Medicare Part Dの加入資格は?

Medicare Part Aに加入している、または加入資格がある米国市民は誰でもMedicare Part Dに加入できます。さらに、Medicare Part Bに加入している方も自主的に本プログラムを利用可能です。なお、メディケイド(低所得者向け医療保険)受給者は、処方薬カバーのために自動的にMedicare Part Dに加入させられます。

Medicare Part Dでカバーされる薬は?

対象薬はインスリン、各種ワクチン、FDA(米国食品医薬品局)承認の処方薬です。インスリン注射に必要なアルコール綿、ガーゼ、針、シリンジなどの関連用品もカバー対象となります。ただし、加入するプランによっては一部薬が除外される場合があります。

Medicare Part Dで除外される薬は?

除外対象には、バルビツール系薬剤、一般用医薬品(OTC)、処方ビタミン・ミネラル(フッ化物や妊婦用ビタミンを除く)、ベンゾジアゼピン系薬剤、勃起不全・不妊・摂食障害・体重増減・美容目的の薬、風邪や咳、鼻づまりの緩和薬などが含まれます。

Medicare Part Dのメリットは?

Medicare Part Dは、薬局へのアクセスが容易で、ジェネリック薬とブランド薬の両方をカバーするプランが最低2種類以上選べます。さらに、介護施設に入所している受給者や、フルメディケイド受給者も対象です。何より、低所得者層にとって手頃な価格で処方薬を入手できる点が大きな利点です。

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