双極性障害II型の定義と特徴
双極性障害はⅠ型とⅡ型に分かれますが、Ⅱ型は躁(マニア)状態を示さず、軽度の躁様エピソード(軽躁)と重度のうつエピソードが交互に現れます。以下に主な特徴と治療法をまとめました。
軽躁(ハイポマニア)
軽躁エピソードは気分が高揚し、話し好きで活動的になる期間です。過度に興奮したり、衝動的になることがありますが、入院や精神病性症状を伴うことはほとんどありません。
うつ(大うつ病エピソード)
大うつ病エピソードは深い悲しみや無価値感、絶望感が続く期間です。罪悪感や無力感に加え、体重変化や精神運動性の遅滞・興奮が見られることがあります。
経過
軽躁エピソードは大うつ病エピソードの前後に現れることが多く、年齢とともにエピソード間の間隔は短くなります。症状が安定している期間は、日常生活や仕事を比較的問題なく行えることが多いです。
治療
双極性障害II型の治療は、気分安定薬と抗うつ薬の併用、そして認知行動療法などの心理療法が一般的です。個々の症状に合わせて薬剤を調整します。
留意点
米国国立精神衛生研究所(NIMH)によると、双極性障害II型患者の10〜15%が自殺未遂を経験しています。また、社会的・職業的機能障害が生じやすく、正確な診断と適切な治療が不可欠です。
