双極性障害で避けるべき食品

双極性障害は、短期間で激しく気分が変動する深刻な精神疾患です。薬物療法は必須ですが、食事や生活習慣の見直しも症状の緩和に大きく寄与します。以下に、双極性障害の症状を悪化させやすい食品とその理由をまとめました。

加工食品

スーパーマーケットで売られているほとんどの包装食品は、加工・保存の過程で栄養素が失われています。栄養が偏ると血糖値の変動が大きくなり、双極性障害の患者さんは気分の揺れを感じやすくなります。できるだけ新鮮な食材を選びましょう。

コーヒーとカフェイン

朝のコーヒーは多くの人にとって日課ですが、カフェインは一時的に気分を高揚させるものの、血中濃度が下がると急激な落ち込み(クラッシュ)を引き起こします。双極性障害の方は、カフェイン摂取を控えるか、デカフェに切り替えることをおすすめします。

砂糖(単糖類・炭水化物)

甘いものは味覚的に快感ですが、栄養価が低く血糖値を急上昇させます。その結果、血糖の上下が気分の変動を誘発します。加工食品に隠された糖分(甘味料)にも注意し、ラベルをよく確認しましょう。

アルコール

精神安定剤や抗うつ薬とアルコールは相互作用を起こし、薬の効果を減弱させたり副作用を増強したりします。適量を守るよりも、双極性障害の治療中はアルコール摂取を避けるのが安全です。

塩分

体内のナトリウムは必須ですが、過剰摂取は血圧上昇やむくみを招き、精神的なバランスにも影響します。1日の目安は2,400 mg未満に抑えるよう心がけましょう。

飽和脂肪酸

適度な脂質はビタミン吸収に必要ですが、飽和脂肪酸やコレステロールの過剰摂取は血管系の健康を損ない、薬の代謝にも影響します。オリーブオイルや魚油などの不飽和脂肪を中心に、飽和脂肪は控えめに。

チラミンを含む食品とグレープフルーツジュース

MAO阻害薬(うつ症状の治療に用いることがあります)を服用している場合、チラミンを多く含む食品(例:シャンパン、レバー、バナナ、発酵チーズ、醤油)を避ける必要があります。チラミンの過剰摂取は急激な血圧上昇を引き起こすことがあります。また、グレープフルーツジュースは多くの双極性障害用薬と相互作用し、薬物濃度の上昇や副作用の増強につながりますので、摂取は控えましょう。

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