大人の感覚刺激活動
感覚活動は主に感覚処理障害、特に自閉症の患者に用いられますが、近年はアルツハイマーや認知症の患者にも応用されています。子ども向けに開発されたものが多く、大人に適さない幼稚なものは避けることが重要です。
聴覚
音の処理が困難な大人は、静かな音でも不快に感じることがあります。音楽療法や自然音(流水、鳥のさえずりなど)を用いてストレスを軽減し、音への耐性を高めます。まずは患者が好む音を確認し、1日数回、短時間から始め、徐々に新しい音に慣れさせます。
視覚
視覚刺激は、カラフルな布や紙、シンプルな写真、自然風景や動物の映像などが適しています。パターンが過密だったり、複雑すぎる画像は認知症患者に負担をかけるため避けましょう。
嗅覚
アロマディフューザーで自然な香りを提供したり、簡単な料理やベーキングに参加させてバニラ、フルーツ、スパイスなどの匂いを体験させます。料理が難しい場合は、バニラ、ミント、オレンジ、コーヒー、ハーブティー、香水などを嗅がせます。
味覚
味覚の問題は食感に起因することが多いですが、味覚刺激でさまざまな味に慣れさせることができます。砂糖水、レモン汁、紅茶、コーヒーなどを数滴ずつ味わい、感想を言わせます。ブラインドテイスティングゲームで食材を当てさせると楽しく学べます。
触覚
触覚の問題は大きな課題です。異なる素材やテクスチャーに触れさせる活動、軽いウェイトを持ち上げる練習、大きなバランスボールやクッションに座る、ローションやマッサージオイルでマッサージするなどが有効です。足マッサージ機を使用する場合は、まず機械に慣れさせ、次に振動機能をオンにします。
