過食症(神経性大食症)への支援ガイド

過食症(Bulimia nervosa)は摂食障害の一種で、体重は正常範囲にあることが多く、痩せることが顕著な神経性無食症(anorexia nervosa)とは異なります。過食症は治療が難しく、適切に対処しなければ重篤な健康問題や最悪の場合は死亡に至ることもあります。しかし、適切な支援と治療により回復し、ストレスに対処する健全な方法を学ぶことが可能です。過食症の患者は食べ物との関係が歪んでおり、正常な関係へ戻すには時間と忍耐が必要です。

支援の手順

  1. 症状と行動を観察し、情報を収集する

    まずは過食症についてできるだけ学びましょう。患者は隠れがちで、必ずしも痩せているわけではありません。食後に頻繁にトイレに行く、嘔吐の匂いがする、下剤を購入して使用している、食べ物が急に減る、空の包装が多くなるなどのサインに注意してください。本人が問題について話しかけてきたら、対話を歓迎し、批判せずに受け止める姿勢が大切です。

  2. 慎重に声をかける

    本人が自ら話さない場合は、優しく切り出す必要があります。怒りや防御的な否定反応が返ってくることが予想されます。過食症は思考パターンが歪んでおり、回復したい気持ちと同時にコントロールを失うことへの恐怖が混在しています。体重や外見に言及せず、感情やプライバシーを尊重しながら、共感的に話しかけましょう。米国摂食障害協会(NEDA)は、摂食障害には極端な感情・態度・行動が伴うことを警告しています。

  3. 専門的な助けを促す

    医師への受診を強く勧めます。一次診療医が精神療法士や摂食障害専門のカウンセラーへ紹介してくれることが多いです。本人が自覚して自発的に治療を受けようとする方が、治療への受容性は高まります。なお、急激な体重減少や頻繁な過食・嘔吐が続くなど緊急性が高い場合は、強制的な治療が必要になることもあります。その際は速やかに医師に連絡してください。

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