感情は脳のどの部位で処理されるのか?

PsychEducation.orgによると、感情や感情調節に関与する脳の領域として「辺縁系(リムビックシステム)」が挙げられます。辺縁系は記憶や様々な感情状態に関わる複数の相互接続された構造から成り、脳の前部に位置しています。

辺縁系の主な構成要素

  • 海馬(ヒッポカンプス):記憶の形成と長期記憶の保持を司ります。
  • 扁桃体(アミグダラ):恐怖や愛情といった感情、危険の認識・自己防衛に重要な役割を果たします。
  • 視床下部(ヒポサラマス):ホルモン分泌を通じて感情の調整に関与し、怒りや快感、性欲、空腹、闘争心、体温感覚など多様な感情に関わります。

感情と記憶の関係

感情が強く伴う出来事は記憶に残りやすく、喜びや恐怖といった感情があると、その経験は長期的に保持されやすくなります。

扁桃体(アミグダラ)

扁桃体は海馬、縫合核、視床と共に、愛情や親密さといった感情に関与します。また、危険を素早く検知し、自己保存の行動を促す重要な役割を担っています。

海馬(ヒッポカンプス)

海馬は長期記憶に不可欠です。海馬が損傷すると、記憶保持能力が低下し、危険や脅威を認識する力も失われます。

視床下部(ヒポサラマス)

視床下部は感情制御に多面的に関わります。怒りや快感だけでなく、性欲、食欲、闘争心、体温感覚(暑さ・寒さ)などの調整にも関与しています。

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