エリクソンの発達理論 第4段階:勤勉性 vs 劣等感
エリクソンの段階の重要性
エリクソンの8段階は研究者だけでなく、教育現場でも子どもの発達を把握する有用な枠組みです。たとえば第4段階(6歳から思春期前)を意識すれば、教師は子どもがその段階に相応しい課題に取り組み、肯定的な経験を得られるよう支援できます。
第4段階:勤勉性 vs 劣等感
エリクソンは、約6歳から子どもは庭仕事や美術の絵を描くなど、基本的な責任を担うようになると指摘しました。これが「勤勉性」の時期です。一方、失敗や批判が続くと自分は劣っていると感じ、劣等感が芽生えます。
第4段階の発達的意義
この段階では、家庭から学校という新しい社会環境へ移行する中で、子どもが自分の能力に自信を持てるかが問われます。また、自由遊びから目標志向の活動へと発達がシフトする重要な時期でもあります。
第4段階の主なポイント
子どもは生産的な活動や仲間との協働を通じて達成感を味わい、身体的・精神的に有能感を得ることが期待されます。逆に、過度な批判や失敗体験は退行や自信喪失を招き、同年代の子どもに支配されやすくなるなどの社会的問題につながります。
