低い自尊心がもたらす薬物乱用とその影響

Carole Bennettは「低い自尊心とは、自己価値を過小評価し、失望的に自己を評価すること」と定義しています。自尊心は幼少期に形成され、親や家族、友人、教師、宗教、文化、社会の影響を受けます。低い自尊心は逃避手段として薬物乱用につながりやすく、自己価値が低いと感じる人は「失うものが何もない」と考えて薬物に手を出すリスクが高まります。

うつとメンタルヘルス

低い自尊心と薬物乱用は共にうつ症状を悪化させます。米国司法少年局の報告によると、薬物を使用する若者は非使用者に比べてうつ、行動障害、人格障害、自殺念慮・自殺未遂・自殺のリスクが高いとされています。自尊心が低い人はうつを薬で自己治療しようとし、結果として薬物依存に陥ります。

身体的健康

薬物乱用は身体的依存だけでなく、過剰摂取や事故、感染症リスクを高めます。司法少年局は、アルコールや薬物に関わる若者は自殺・他殺・事故・病気による死亡リスクが増大すると指摘しています。さらに、薬物使用は無防備な性行為や注射行為につながり、HIV・エイズ感染の危険性も高まります。

学業への影響

自尊心が低く薬物に手を出す若者は、成績低下、欠席増加、学校行事への関心喪失といった問題を抱えやすく、最終的に退学する可能性も高まります。

家族問題

薬物依存は本人だけでなく家族全体に精神的・経済的負担をもたらします。家族内での薬物問題は、感情的なストレスと金銭的な負担を同時に増大させます。

非行・社会的リスク

薬物乱用者は地域社会から離脱しがちで、非行行為との相関が強いです。薬物使用は犯罪、特に暴力犯罪と結びつきやすく、地域に不安を与えます。自尊心が低い思春期の薬物使用者は、ギャングへの加入や薬物取引、売春といった危険な行動に巻き込まれるリスクが高まります。

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