インターネット依存症の研究と治療
インターネット依存症の研究と治療
インターネット依存症とは
米国精神医学雑誌によると、インターネット依存症は以下の4つの要素で構成されます。過度な利用、ネット環境がなくなると離脱症状が現れる、利用時間が増大する必要性、仕事や学業の成績低下といった否定的な影響です。
研究状況
主な研究は韓国で行われており、約120万人がリスクにさらされていると推定されています。一方、中国の高校生2620人を対象とした調査では、依存率は3%未満と低く、対象者は内向的で抑うつ傾向があり、自己評価も低いことが分かりました。
心理的健康への影響
韓国の高校生1573人を対象にした研究では、1.6%がインターネット依存症と診断され、さらに38%が依存のリスクがあると判定されました。依存症と診断された学生は、うつ病や自殺念慮の発症率が大幅に高いことが明らかになっています。
治療法の現状
治療に関する研究はまだ少なく、認知行動療法(CBT)が有望なアプローチとして提案されています。行動パターンの改善も効果が期待されますが、2020年時点でインターネット依存症に対して承認された薬はありません。
今後の課題と展望
米国精神医学会は、インターネット依存症をDSM‑5への新項目として検討中です。中国や韓国ではすでに治療センターや予防プログラムが整備されていますが、米国ではまだ研究段階です。
