中毒性人格の定義と特徴
特定
中毒性人格は薬物依存やアルコール依存のように目に見えるケースでは判別しやすいが、すべての中毒がそうではない。強迫的に行われる行動は、時間が経つにつれて中毒へと変わり得る。仕事のパフォーマンス、対人関係、健康など、他の生活領域に支障が出たときに「中毒」と呼べる。中毒性人格の人は、こうした行動に共通する特徴を持つ。
脳のメカニズム
中毒行動の背後には、脳内の報酬系が関与している。快感をもたらす化学物質が分泌され、行動や物質への執着が形成される。アルコールや薬物だけでなく、ランニングやテレビ視聴といった活動でも同様の化学反応が起こり、時間とともに必要量が増大する。
機能
脳のプロセスにより、中毒性人格は対象が何であれ似たような行動を示す。行動に没頭すると感情や気分が変化し、欠如すると離脱症状として気分低下、やる気の喪失、集中力の低下などが現れる。活動への欲求が強くなると、生活の主要な動機となる。
タイプ
薬物・アルコール・過食、ランニング、テレビ視聴、ビデオゲーム、過度の仕事などが中毒傾向と結びつく。「ハード」中毒はコカインやヘロイン、アルコールなどの物質に、「ソフト」中毒は運動やテレビ視聴、仕事など行動的なものを指す。楽しみと中毒の境界は、日常生活への依存度で決まる。
影響
中毒性人格の人は、ストレスや内的葛藤への対処手段として中毒行動を用いることが多い。ストレス要因が解消されない限り、行動への依存は増大し、他の生活領域が犠牲になる。本人は中毒の影響を否認しがちだが、快感や感情的な緩和が問題を過小評価させる。
