子どものADHDとPTSDを見分ける方法
ADD/ADHDやその他の発達障害と診断された子どもが、実は外傷後ストレス障害(PTSD)を抱えているケースがあります。過覚醒、不眠、リスクの高い行動、注意散漫といった症状はADHDと似通っているため、誤診が起こりやすいのです。診断を下す前に、子どもの生活背景や経験した出来事を丁寧に評価することが重要です。
評価手順
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1. 保護者への聞き取り
子どもが経験した可能性のある外傷的出来事について、保護者に質問します。大人が気付かないような出来事でも、子どもにとっては大きなトラウマになることがあります。家族や大切なペットの死、火事、学校でのいじめ、バス停での見知らぬ人との遭遇などが、子どもの不安や恐怖の原因になることがあります。
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2. 子ども本人への質問
「今までで一番嫌だったことは何?」と尋ねます。感情豊かに答える子どもは、外傷関連のストレスを抱えている可能性が高いです。最悪の出来事を語り終えたら、今度は「一番楽しかったこと」を聞くと、子どもの気持ちが落ち着くことがあります。
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3. 思考頻度の確認
「嫌だったことをどれくらいの頻度で考える?」と聞きます。「毎日」「ずっと考えている」などと答える場合、外傷後ストレスが疑われます。
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4. 侵入的な感覚体験の有無
「嫌だったことを思い出すと、頭の中で映像や音が浮かんだりしますか?」と質問します。外傷は感覚情報として記憶されやすく、視覚・聴覚・嗅覚などの侵入的イメージが子どもを過覚醒にさせ、注意力の低下につながります。
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5. 不安・恐怖の程度の評価
外傷反応は恐怖が基盤です。ADHDの子どもに比べ、PTSDの子どもは不安が強く現れます。手のひらで「心配の大きさ」を示させたり、紙に絵を描かせて可視化すると、感情の強さを把握しやすくなります。
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6. 発症からの経過時間の確認
外傷から8週間以内であれば急性反応とみなされ、安心感と時間の経過が必要です。数か月・数年経過後も症状が続く場合は、外傷後ストレス障害の可能性が高く、トラウマに特化したカウンセラーへの紹介が最適です。
