認知症評価尺度(DRS-2)の概要と活用ポイント
DRS-2とは
認知症評価尺度(Dementia Rating Scale)は、現在DRS-2と呼ばれ、55歳以上で認知症の疑いがある方の認知機能を評価するために用いられます。心理評価リソース社(Psychological Assessment Resources, Inc.)が出版しています。
開発背景
DRS-2はスティーブン・マティス博士らによって開発され、受検者の年齢や教育水準を考慮した設計が特徴です。
主な特徴
オリジナル尺度の36項目を踏襲し、32枚の刺激カードを使用して認知機能の低下度合いを測定します。
機能と目的
教育レベルが異なる幅広い対象者の認知能力を評価し、時間経過に伴う変化を追跡することができます。
構成要素(サブスケール)
- 注意(Attention)
- 開始・固執(Initiation/Perseveration)
- 構成(Construction)
- 概念化(Conceptualization)
- 記憶(Memory)
留意点
DRS-2はあくまで診断の一助であり、単独で診断判断を下すべきではありません。他の臨床情報と組み合わせて総合的に評価する必要があります。
