認知症の評価に用いるクロックテストとは?
認知症は脳機能の変化により引き起こされる症候群で、同じ質問を繰り返す、時間・場所・人物の認識が混乱する、身だしなみや安全管理が疎かになるなどの症状が見られます。認知症の早期発見にはさまざまな検査が用いられますが、その中でも最も広く使われているのが「クロックテスト」です。
クロックテストとは
クロックテストは認知症のスクリーニングに用いられる簡便な評価法です。複数のバリエーションがありますが、いずれも患者に時計の文字盤を描かせる点が共通しています。
採点方法
採点は様々な方法がありますが、最も手早い方法は文字盤を四つの領域に分け、各領域に正しく配置された数字の数を数えるものです。
その他の活用例
クロックテストは認知症だけでなく、せん妄や他の神経・精神疾患のスクリーニングにも利用されます。
適応
正しく描かれた時計は認知機能が保たれていることを示し、異常がある場合はさらなる検査が必要です。
留意点
クロックテストはあくまでスクリーニングツールであり、診断の唯一の根拠にはなりません。結果が悪い場合は、詳細な評価や追加検査が求められます。
