注意欠陥・多動性障害(ADHD)
注意欠陥・多動性障害(ADHD)とは
ADHDは主に子どもに見られる神経発達障害で、注意力の欠如や多動・衝動性が特徴です。未治療のまま放置すると学業や対人関係に悪影響を及ぼす可能性があります。
主な症状
不注意
- 長時間注意を維持できない
- 指示を聞き取りにくい、情報処理が遅い
- 細部への注意が欠け、忘れやすい
- しばしば空想にふける
衝動的・多動的行動
- 落ち着きがなく座っていられない
- 会話や授業中に口をはさむ、話し続ける
- 衝動的に発言・行動し、他者を遮ることが多い
- 忍耐力が低く、待つことが苦手
原因
2009年時点でも明確な原因は特定されていませんが、以下の要因が関与していると考えられています。
- 遺伝的要因
- 妊娠中の喫煙や飲酒、鉛曝露などの環境要因
- 脳損傷や特定の添加物(糖は除外)
医療的治療法
主に中枢神経刺激薬が用いられます。代表的な薬剤はアンフェタミン系のアデラール(Adderall)とメチルフェニデート系のリタリン(Ritalin)です。
副作用としては頭痛、イライラ、うつ、胃部不快感、不眠、不安、高血圧、精神病様症状、痙攣などがあります。
代替療法・栄養アプローチ
ADHDはミネラルや必須脂肪酸の欠乏と関連するとされ、食事改善が試みられます。また、以下のハーブが自然療法として紹介されています。
- イチョウ(ギンコーベリー)
- バラミツ(Brahmi)
- シベリア人参
- 積雪草(ゴツコラ)
- 緑オーツ
行動療法
子どもが自らの行動をモニタリングできるよう支援します。ポジティブな行動に対して肯定的強化を行い、リラクゼーション技法を併用することで自己管理能力が向上します。
併存する問題
ADHDは他の行動障害(反抗挑戦性障害、行為障害)や不安障害、うつ病、双極性障害と併発しやすく、診断・治療の際にこれらを総合的に評価する必要があります。
