双極性障害と精神病の違い
概要
双極性障害(躁うつ病)は、まだ解明されていない点が多いですが、精神病とは明確に異なることが分かっています。にもかかわらず、精神疾患と診断された人は一般的に「精神病患者」とレッテルを貼られ、社会的に疎外されがちです。双極性障害では、数週間〜数か月にわたってエネルギーが高まり、幸福感に満ちた躁状態と、同じく数週間〜数か月続く自殺念慮を伴ううつ状態が交互に現れます。
双極性障害と精神病の主な違い
1. 発症と症状の持続期間
- 精神病:症状が現れた後はほぼ常に続く。
- 双極性障害:安定期が長く、症状が出るまでに数か月から数年の間隔があることが多い。
2. 他者への危害の可能性
- 双極性障害:他者に危害を加えるリスクは比較的低いが、自傷リスクは高い。
- 精神病:他者に対する危害のリスクが高くなることがあるが、やはり自傷リスクも大きい。
3. 原因
- 精神病:脳損傷、感染症、統合失調症などが主な原因とされる。
- 双極性障害:明確な原因は不明だが、遺伝的要因が強く関与していると考えられている。時に一時的に精神病様症状が現れることもある。
4. 現実感の保持
- 双極性障害患者は仕事を続けたり、約束を守ったりできることが多い。
- 精神病患者は日常生活や自立が困難になることが多く、仕事や家族の世話ができない場合がある。
5. 精神病の主な症状
- 幻覚(声が聞こえるなど)
- 妄想や被害妄想
- 現実認識の障害
これらは事故や外傷、最悪の場合は自殺につながることがあります。
