睡眠改善に役立つ抗うつ薬と生活習慣のポイント
多くの人が慢性的な睡眠障害である不眠症に悩んでいます。夜に寝付けない、夜中に何度も目が覚める、起床時に疲労感が残るといった症状がある場合は不眠症の可能性があります。不眠は単独で起こることもあれば、他の疾患や薬の副作用として現れることもあります。低用量の抗うつ薬は、睡眠の質を改善する目的で処方されることが増えています。
Amitriptyline(エラビル)
Amitriptylineは、エラビルという商品名でも知られる古典的な三環系抗うつ薬です。セロトニンの再取り込みを抑制し、リラックス効果をもたらすため、睡眠障害の改善に利用されます。神経性の疼痛と不眠の両方に悩む患者には、麻薬系鎮痛薬の代替としても有用です。ただし、体重増加が副作用として現れることがあります。
Trazodone(トラゾドン)
Trazodoneは、抗うつ薬としての歴史を持ちながら、睡眠薬としても広く使用されています。睡眠導入剤(ヒポナティック)とは異なるため、長期使用が比較的安全とされています。副作用として吐き気や眠気が現れることがあるため、就寝後・運転の必要がない時間帯に服用することが推奨されます。
Anafranil(クロミプラミン)
Anafranilは、強迫性障害やうつ病の治療に使われるほか、不眠症の改善にも利用されます。鎮静作用があるため睡眠導入に役立ちますが、稀に服用後に逆に睡眠が困難になるケースも報告されています。その場合は速やかに医師に相談してください。開始時は低用量から始め、数週間かけて徐々に増量します。中止する際は急にやめず、医師の指示に従って徐々に減量する必要があります。
不眠症対策のその他の方法
抗うつ薬の服用に加えて、生活習慣の見直しも重要です。カフェインは朝だけに摂取し、午後以降は水やノンカフェイン飲料に切り替えましょう。定期的な運動も睡眠の質向上に寄与します。激しい運動が難しい場合は、ゆっくりとした散歩でも効果があります。就寝前のストレスを減らすため、一定時間以降は電話や仕事を控え、読書や軽いストレッチなどリラックスできる活動を取り入れましょう。
