患者の避難技術

病院の避難は、管理者が多くの変数を考慮しながら計画・訓練・更新を行う必要があります。火災や外部からの脅威、自然災害、テロ、ガス漏れなど、さまざまな緊急事態に備えて、避難管理チームは全館撤退か局所的な移動かを判断します。以下に、代表的な避難手順とその実施ポイントを紹介します。

場所防御(Defend in Place)

  • 火災やガス・煙の発生時、患者を現在の部屋に留めて保護する方法です。スタッフはドアや窓を閉め、通常業務を停止し、患者を落ち着かせながら次の避難段階に備えます。

水平避難(Horizontal Evacuation)

  • 建物の一部だけが危険にさらされた場合、同じフロア内で安全な側へ患者を移動させます。例えば、片側の火災や水漏れが発生した際に有効です。

垂直避難(Vertical Evacuation)

  • 危険が上階に集中しているときは、患者を下階へ移動させます。通常は2階以上下のフロアへ移し、生命維持装置や必要機材も同時に搬送します。迅速かつ協調した動きが求められます。

全面撤退(Total Evacuation)

  • 最終手段として、全患者を建物外へ搬出します。指定された集合場所で患者を確認・タグ付けし、重症度別に優先順位をつけて他施設へ移送します。消防・警察・自衛隊など外部支援が入ることもあります。

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