火災スプリンクラーの実態と効果

英国自動火災スプリンクラー協会(BAFSA)によれば、建物全体に設置された配管に水を送ることで、設定温度に達したスプリンクラーヘッドだけが作動し、火災を自動的に抑制します。

歴史

火災スプリンクラーは、イギリス人ジョン・ケアリーが熱感知式の穿孔パイプを開発したことが起源です。その後、米国のジョージ・F・パーメリーとフレデリック・グリネルが1881年に実用化し、現在のシステムへと進化しました。

有効性

米国消防スプリンクラー協会(AFSA)の報告によると、自動スプリンクラーが完全に作動した建物での死亡者はわずか2人です。英国自動火災スプリンクラー協会(BAFSA)は、世界全体でスプリンクラーシステムが導入された建物での死亡者は50人にとどまるとしています。

水の使用量

スプリンクラーは消火ホースに比べて水の使用量がはるかに少なく、被害を抑えます。BAFSAによれば、温度が上昇した箇所だけが作動し、平均で2本のスプリンクラーヘッドが噴射する水量は約341ガロン(約1,291リットル)です。一方、消火ホースは平均で2,935ガロン(約11,100リットル)を使用します。

煙の抑制

煙は火災による被害と負傷の大きな要因です。スプリンクラーは空気中の大きな粒子を除去し、煙の毒性と濃度を低減させます。

故障率

AFSAの調査では、スプリンクラーの故障は極めて稀で、非人的な故障の確率は約1/1,600万です。また、漏水のリスクは建物全体の配管と同程度とされています。

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