侵略的なアジア海岸カニの拡散を防ぐ方法
アジア海岸カニ(学名: Hemigrapsus sanguineus)は西太平洋原産のカニで、1988年に米国で初めて確認されました。バラスト水による持ち込みと考えられ、ニュージャージー州からニューヨーク州へ、さらに北はマサチューセッツ州ケープコッドまで急速に拡散しました。原産の甲殻類と競合し、他の在来種を捕食するため、侵略的外来種と位置付けられています。
対策の流れ
アジア海岸カニの拡散を抑えるための主な方法は、追跡・清掃・寄付・適切な処理の4つです。
必要なもの
- 清掃用具(任意)
1. 追跡(Tracking)
- カニの見分け方を学ぶ
アジア海岸カニは潮間帯や浅い海底に生息し、甲羅の両側に3本の棘があります。色は緑・紫・橙褐色の斑点模様で、形は三角形より四角形に近いです。この特徴を覚えて目撃情報を提供しましょう。 - 目撃情報を報告する
マサチューセッツ大学ダートマス校の研究チームが分布調査を行っています。下部のリソースに掲載された研究者の公開ページから報告できます。 - アンケートに回答する
MIT Sea Grant が提供する「アジア海岸カニ目撃アンケート」に記入し、データ収集に協力してください。リンクはリソース欄にあります。
2. 清掃(Cleaning)
- 機材の検査
水に接した機材は、持ち出す前に付着した植物や動物がないか確認します。 - 泥や生物の除去
泥、植物、魚類、甲殻類などをしっかり取り除き、カニが乗り移るリスクを減らします。 - 機材の水分を除去
ボートやトレーラーなどの装備は、使用後に完全に乾燥させましょう。水が残っているとカニが潜んでいる可能性があります。
3. 寄付・適切な処分(Donating)
- 行政機関へ相談
不要になったアジア海岸カニや他の水生動物は、地域の環境資源機関に連絡し、適切に処分または寄付してもらいましょう。 - 投棄禁止
カニやその他の水生生物を雨水排水口に放流しないでください。 - 周囲への啓発
友人や地域住民に、放流せずに寄付や適正処理を促すことが重要です。
参考情報
詳細な調査ページやアンケートへのリンクは、記事下部の「Resources」セクションをご参照ください。
