APRIスコアとは何か?

APRIスコアとは

APRI(AST/血小板比率指数)スコアは、慢性肝疾患患者に対して用いられる非侵襲的診断ツールです。肝臓の損傷や線維化(瘢痕化)の程度を、肝生検を行わずに評価できます。

異常とみなされる基準

APRIスコアが1.5以上の場合、異常と判断されます。この数値が高いほど、進行した線維化や肝硬変の可能性が高く、医療専門家による更なる検査や管理が必要です。ただし、APRIは他の検査結果や画像診断、臨床所見と合わせて総合的に評価することが重要です。

APRIスコアの算出方法

APRI = (AST / 正常上限AST値) ÷ 血小板数 (×10⁹/L)

各項目の意味は次のとおりです。

  • AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ):肝臓に存在する酵素で、血中濃度が上昇すると肝障害を示唆します。
  • 正常上限AST値:検査を実施したラボが設定する基準値で、健康者の範囲を基に決められます。
  • 血小板数:血液中の血小板の数(10⁹/L)です。

APRIスコアのメリットと留意点

特別な機器や高度な技術を必要とせず、臨床現場で簡便に実施できる点が大きな利点です。一方で、APRI単独では確定診断とはならず、超音波検査、エラストグラフィー、MRIなどの画像診断や追加の血液検査と組み合わせて、肝線維化や肝硬変の有無を確認する必要があります。

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