エポキシ接着剤の危険性と安全対策
エポキシ接着剤は、車やバイク、航空機、船舶の製造はもちろん、石材・プラスチック・木材の接着にも広く使われる高強度の接着剤です。市販のブランドとしては「Krazy Glue」などがあります。強力すぎて、手に付着すると指同士がくっついてしまうこともあります。工業用・家庭用を問わず使用する際は、必ず安全対策を講じる必要があります。
吸入
エポキシ接着剤の蒸気を吸い込むと、呼吸器に刺激を与え、息苦しさやめまい、嘔吐を引き起こすことがあります。蒸気が出ている作業環境では、すぐにその場を離れ、換気の良い場所へ移動してください。症状が続く場合は医療機関を受診しましょう。
皮膚接触
エポキシ接着剤が皮膚に付着すると、強固に結合し、指がくっついてしまうことがあります。結合部は、アセトンを含む除光液で処理するか、温かい石鹸水に浸してからゆっくりと皮膚を剥がすと効果的です。皮膚が焼けるような感覚やかゆみ、刺激感が生じた場合は、すぐに洗い流し、必要に応じて医師の診察を受けてください。
目への接触
目にエポキシ接着剤が入った場合は、直ちに大量の水で15分以上洗い流し、速やかに医療機関を受診してください。
誤飲
エポキシ接着剤を誤って飲み込んだ場合は、嘔吐を試みずにすぐに医療機関へ連絡してください。安全データシートによれば、皮膚や粘膜に触れると不可逆的な重篤な影響を及ぼす可能性があり、発がん性物質と疑われています。鼻や喉の刺激も報告されています。
安全に使用するためのポイント
- 作業は換気の良い場所で行い、必要に応じて防塵マスクや呼吸用保護具を着用する。
- 手袋や長袖・長ズボンなど、皮膚を保護できる服装を選ぶ。
- 作業中は目を保護するゴーグルを使用する。
- 使用後は容器の蓋をしっかり閉め、子供やペットの手の届かない場所に保管する。
- 万が一事故が起きた場合の対処法(洗い流す、医療機関へ連絡)を事前に確認しておく。
