アルコールとエナジードリンクの危険性
マリオン研究所の調査によると、エナジードリンク(例:レッドブル)とアルコール(例:ウォッカ)を混ぜる行為は、ヨーロッパのバーやナイトクラブで始まり、現在では若者の間で広く行われています。アルコールの酔いとエナジードリンクの覚醒効果を同時に得られるという魅力がありますが、実際にはさまざまな健康リスクが伴います。
神経系への影響
エナジードリンクの興奮作用とアルコールの抑制作用が同時に働くことで、体内で矛盾が生じます。エナジードリンクが一時的に覚醒感を与えても、アルコールの影響は変わらず、結果として飲酒限度を超えてしまい、判断力の低下やアルコール中毒の危険が高まります。カフェイン効果が切れた後は、アルコールの酔いが顕著に現れます。
心臓への負担
多くのエナジードリンクに含まれるカフェインやタウリンは刺激剤です。これらとアルコールの抑制作用が組み合わさると、心拍数の上昇、血圧の上昇、動悸などが起こりやすくなります。カフェイン単独でも一時的な心拍増加はありますが、アルコールと同時に摂取すると合併症のリスクが大幅に増大します。
脱水症状の悪化
アルコールもエナジードリンクも利尿作用があり、個別に摂取しても脱水を引き起こします。両者を同時に飲むと脱水が急速に進行し、深刻な影響を及ぼす可能性があります。また、エナジードリンクの刺激でアルコールの酔いを一時的に感じにくくなるため、飲み過ぎてしまいがちです。その結果、翌日の二日酔いがひどくなる主因のひとつが脱水です。
判断力の低下
アルコール単独でも判断力は低下しますが、ウォークフォレスト大学の救急医学准教授メアリー・クレア・オブライエン博士の調査(4,000人以上の大学生対象)によれば、エナジードリンクとアルコールを併用した学生は、酔った状態での運転や危険な行動を取る確率が約2倍に上昇しました。エナジードリンクを混ぜない場合と比べ、リスクの高い選択をする頻度が顕著に増えています。
以上のように、エナジードリンクとアルコールの同時摂取は見た目以上に危険です。健康と安全を守るためには、混ぜて飲むことは避けましょう。
