医療画像のアーティファクトとは何か?意味と対策
アーティファクトとは
医療画像に映り込む「アーティファクト」は、実際には体内に存在しない構造や物質が見える現象です。X線、CT、MRI などの画像で異常に見えるものの多くは、画像取得過程で生じる誤差や外的要因が原因です。
主なアーティファクトの種類
- 動きによるアーティファクト:撮影中に患者が動くと、画像がぼやけたり歪んだりします。
- 金属アーティファクト:手術用クリップ、歯科用詰め物、ジュエリーなど金属があると、画像上に明るいまたは暗い点・帯が現れます。
- ビームハーデニング:X線ビームが骨など高密度組織で吸収されると、暗い領域ができることがあります。
- 切り取り(トランケーション)アーティファクト:撮影範囲が足りず画像が途中で切れると、直線やエッジが現れます。
影響と対策
多くの場合、アーティファクトは患者に直接害を及ぼすことはありませんが、重要な解剖学的情報を隠して診断を妨げることがあります。問題が生じた場合は、技師が撮影条件を調整したり、追加撮影を行うことで対処します。
