赤潮の原因は何ですか?

「赤潮」とは、沿岸の海水が赤く染まる現象を指します。赤潮は有害な毒素を含む場合や、海洋生態系に影響を与えるほどの大量の藻類が増殖する場合がありますが、無害なものも存在します。人間の活動が頻度や期間を長くすることがありますが、自然に起こることもあります。

植物プランクトン

海の生態系は、海面に浮遊する微小な生物群であるプランクトンに支えられています。プランクトンは、光合成で太陽エネルギーを利用する植物プランクトンと、これを捕食する動物プランクトン(動物プランクトン)から構成され、海の食物連鎖の基礎を形成します。

赤潮

一部の植物プランクトンは光合成に必要な光を吸収するための赤色の色素を持っています。これらのプランクトンが大量に増殖すると、藻類の急増(アルギンブルーム)を起こし、海水が赤く見える「赤潮」と呼ばれる現象が現れます。

藻類ブルーム(藻類異常増殖)

赤潮や藻類ブルームが発生する主な条件は、海水中に窒素やリンといった栄養塩が大量に流入することです。特に河川からの栄養塩が海に入ると、藻類の増殖が促進されます。農業排水や工業排水など人間活動が栄養塩濃度を上昇させ、赤潮の頻度を高めることがあります。赤潮の中には毒素を産生し、直接的に海洋生物や人間に害を及ぼすものや、貝類を通じて食物連鎖に取り込まれるものがあります。一方で無害な赤潮もあります。

有害藻類ブルーム(HAB)

赤潮や他の藻類ブルームは、死んだプランクトンやその排泄物が海底に沈み、酸素を消費するバクテリアの増殖を助長します。その結果、海底の酸素が枯渇し、魚類などの上位生物が死亡することがあります。科学者は、毒素を産生するか酸素欠乏を引き起こす赤潮を「有害藻類ブルーム(HAB)」としてまとめて呼びます。HABは赤い色素を伴う場合もありますが、必ずしも赤いとは限りません。

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