VAP(人工呼吸器関連肺炎)対策プロトコル

人工呼吸器の使用は、患者が呼吸器感染症や肺炎にかかりやすくなるリスクを伴います。米国疾病予防管理センター(CDC)は、2003 年に人工呼吸器関連肺炎(VAP)対策のプロトコルを策定し、医療機関が感染を防止できるよう指針を示しました。

課題

American Journal of Critical Care の報告によれば、集中治療室(ICU)患者の感染症のうち 47% が人工呼吸器関連肺炎です。患者ケアの見直しや、CDC が推奨する基本的な安全・衛生対策を実施することで、感染リスクを大幅に低減できます。

手指衛生

  • 医療従事者の手指衛生が不十分であることが、感染拡大の主要因です。CDC の VAP プロトコルでは、アルコールベースの消毒剤を用いた手指衛生の徹底を推奨しています。使い捨て手袋は交換のたびに新しいものに変え、手袋をはめ替える前に必ず手を洗うことが VAP 発生率の低減につながります。

口腔ケア

  • 口腔内の細菌は、挿管患者の感染や肺炎の原因となります。呼吸管理を受けている患者に対し、定期的な口腔清掃と消毒を実施することで、感染リスクを抑えることができます。

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