サージプロテクタの安全な使用と選び方のポイント

家庭やオフィスには、コンピュータやプリンター、DVDプレーヤーなど、電子部品を内蔵した機器が多数あります。これらの部品は一定の電圧範囲内で動作しますが、電源に乱れが生じると電圧スパイクが発生し、機器の性能低下や故障の原因となります。サージプロテクタは、こうした電圧スパイクから電子部品や機器を守るための装置です。

サージプロテクタの仕組み

電圧が急上昇すると、電子部品に過大なストレスがかかります。サージプロテクタは余分な電流を分散させ、余剰電流を接地ラインへ流すことで機器を保護します。多くの住宅では、メインブレーカー盤にサージプロテクタ(またはサージアレスト)が設置されています。

個別コンセントやプラグイン型保護

一部の住宅では、認定電気工事士が特定の部屋にサージ保護コンセントを設置していますが、一般的には複数の機器を同時に接続できるプラグイン型サージプロテクタが使用されています。標準的なサージプロテクタは保護性能が低めなので、ヒューズやブレーカー内蔵のストリップ型を選びましょう。これにより過負荷時に回路が遮断されます。通常、6,000V程度までのスパイクに耐えられますが、アンテナやテレビ・電話回線にもスパイクが入り得るため、専用の保護デバイスを併用することが推奨されます。

全館用サージプロテクタ

全館用サージプロテクタを電気パネルに併設すれば、住宅全体にわたって一括保護が可能です。多くの製品は保護状態を示すインジケータや、重大なサージが検出された際に鳴動するアラームを備えています。定期的に機器の点検を行い、正常に作動しているか確認しましょう。

エコサージプロテクタ

環境配慮型のサージプロテクタも登場しています。マスターコンセントとエネルギーセーバーコンセント、常時オンコンセントを組み合わせ、マスターコンセントに接続した主要機器がオフになると自動で他のコンセントへの電源を遮断し、待機電力を削減します。

選ぶ際の主なポイント

  • クランプレベル:UL(米国安全試験機関)が設定する、サージプロテクタが作動する電圧の基準です。
  • 通過電圧(Let‑through Voltage):機器に流入しても問題ない最大電圧です。ULの推奨は330V以下です。
  • ピークサージ電流:破損せずに処理できる最大電流値です。数千アンペア規格のものが一般的です。

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