パルスオキシメーターの概要と使用上の注意

パルスオキシメーターは指先や耳たぶに装着し、動脈血の酸素飽和度を測定する医療機器です。血中酸素飽和度を間接的に測定し、モニターに表示されるため、連続的に酸素状態や心拍数を確認できます。小型・軽量で持ち運びが容易、価格も手頃です。

ヘモグロビン濃度

ヘモグロビン1分子は酸素4分子を結合できます。例えば3分子の酸素を結合していれば、最大容量の3/4、すなわち酸素飽和度(SpO2)となります。これはヘモグロビン1 mgあたり1.39 mLの酸素を運搬できることに相当します。

動作原理

パルスオキシメーターは、指や耳たぶに装着した際にLEDから光を照射します。赤色光(波長660 nm)と赤外線光(905〜940 nm)をそれぞれ放ち、血液中の酸化ヘモグロビン(HbO2)と脱酸素ヘモグロビン(Hb)の吸収率の違いを測定します。その比率から酸素飽和度が算出されます。

基本原理

心拍に伴う動脈血管の収縮・拡張で血液の色が微妙に変化します。パルスオキシメーターはこの微小な色変化を検出し、指先の脈拍が十分に強いときに正確な測定が可能です。信号が弱い場合は結果が信頼できません。

制限事項

パルスオキシメーターは基本的に痛みがなく副作用も少ないですが、古い機種は発熱ややけどのリスクがあります。また、測定部位の血流が弱い、動きが激しい、低酸素環境や高濃度の二酸化炭素などの条件では誤った数値が表示されることがあります。

使用上の注意

簡便で迅速な結果が得られる一方で、機器の故障や測定条件の影響で偽陽性・偽陰性が起こり得ます。使用前に機器の状態を確認し、必要に応じて医療従事者の指導を受けてください。

公衆衛生 - 関連記事