アスベストが禁止される理由とは?
呼吸器への健康リスク
アスベスト繊維を吸入すると、肺の表面にできる胸膜プラークや胸膜肥厚、慢性炎症性肺疾患であるアスベスト症、肺がん、胸膜中皮腫(肺や胸腔・腹腔の組織に発生する稀な癌)などが引き起こされます。
その他の健康リスク
吸入だけでなく、誤って摂取した場合も、消化器系癌、卵巣癌、喉頭癌、慢性閉塞性肺疾患、さらには精巣に発生する稀なタイプの中皮腫のリスクが高まります。
米国におけるアスベストの取り扱い
米国ではアスベストの使用は完全には禁止されていませんが、特定の用途は制限されています。1990年代後半に環境保護庁(EPA)が全面的な禁止を試みましたが、1990年代初頭の裁判でその規制は無効とされました。
アスベスト禁止国の例
オーストラリア、フランス、ブラジルをはじめ、多くの国でアスベストの使用が禁止されています。
発展途上国の実態
東南アジアやアフリカの多くの貧困国では、アスベストの取扱いや廃棄に関する規制がほとんどありません。カナダなどの先進国がアスベストを輸出していることが、人道的団体から批判を受けています。
