逆浸透(RO)のメリットとは?

逆浸透(RO)とは、微細な多孔質膜を通して水中の不純物を除去する技術です。海水・地下水・雨水などさまざまな水源から塩分や有機化合物、重金属、微生物を取り除き、飲料水として安全な純水を得ることができます。

不純物の除去

ROは有機化学物質、過剰なミネラル、塩分、溶解固形物、硝酸塩、水銀、クロムなどを除去します。炭素フィルターと組み合わせると、ジオキシンや農薬などの溶存有機化合物(SOC)や石油系揮発性有機化合物(VOC)も除去可能です。特にカリウムやナトリウムを制限する食事をしている人に適しています。

淡水化への有効性

淡水が不足する地域で、海水や地下水を飲料水に変える「淡水化」にROは欠かせません。前処理・加圧・膜分離・後処理の4段階で塩分を大幅に低減し、農業・工業・飲料用水として利用できます。ブラジルやアルゼンチンでも地下水の淡水化に導入されています。

病原体・細菌の抑制

RO膜はジアルジアやクリプトスポリジウムなどの原虫をはじめ、クロラ系消毒に耐性のある微生物も除去します。これにより腸管感染症のリスクを低減し、より安全な飲料水が確保できます。

主な利用例

  • 自動車洗車施設や食品工場での水処理
  • メープルシロップや小規模水素製造
  • リーフアクアリウム(サンゴ礁水槽)での水質管理

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