カリフォルニア州の木炭・スターター液規制

カリフォルニア州は、車の排ガス規制や公共の喫煙禁止、クリーンエア法など、環境政策の最前線に立ち続けてきました。その影響はバーベキューにも及び、1990年にロサンゼルス郡のスーパーバイザー、マイク・アントノヴィッチが「バーベキューを使ったら、刑務所行きだ」と発言したことがきっかけで、州全体の規制が強化されました。

クリーンエア法

1970年に制定されたクリーンエア法は、環境保護庁(EPA)に執行権を委ね、州の機関が協力します。カリフォルニアでは、南部海岸大気質管理地区(SCAQMD)が本法の実施を担当し、同時にカリフォルニア大気資源局(CARB)も木炭ブリケットやスターター液の販売規制を策定しました。

規制内容

1992年に施行されたSCAQMD規則1174は、木炭およびスターター液に含まれる揮発性有機化合物(VOC)に上限を設けました。製造業者は製品の化学成分を提出し、点火時のVOCが「0.020ポンド/スタート」以下であることを認証しなければなりません。

木炭の種類

市販されている木炭は大きく3種類に分かれます。
・未処理木炭:浸漬やスプレー処理が施されておらず、州の規制対象外です。
・処理木炭:点火用液体が噴霧されており、厳格に規制されます。
・ワックス浸透木炭:植物性ワックスが浸透しておりVOCを含まないため、規制対象外です。

スターター液と表示義務

液体スターターは点火時のVOCが0.020ポンド以下である必要があります。CARB と SCAQMD は、VOC制限だけでなく、容器への表示も義務付けています。表示には使用方法、製造年月コード、州認証番号が必須で、違反すると高額な行政罰が科されます。

連邦法との関係

カリフォルニアの規制はすべて、連邦規則第40編(CFR Title 40)を基盤としています。州法は連邦法よりも厳しくなることは許されますが、決して緩くなることはありません。

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